関節疾患や受傷によるロコモティブシンドロームへの移行に注意してください!
2023/04/07
こんにちは。パーソナルトレーナーの金盛です。
今日は少し、パーソナルトレーニングに通っているお客様のお話をしたいと思います。
この方は、80歳代の男性で昨年春ごろに自宅で転倒して大腿骨頸部骨折をされて救急搬送された方です。手術で骨折部位をボルト固定され、病院で1か月半くらい一生懸命リハビリをされ退院されてきたようです。
相談があったのは昨年11月ころでした。
退院後、歩行状態が悪くなり、杖を使えば歩けはするものの、活動範囲は限定され、外出機会は減っていたようです。杖が無ければほとんど移動ができず、屋内の移動でもままならない感じで相談に来られたのを今でも覚えています。
12月ころよりパーソナルトレーニングが開始になり、現在4か月が過ぎましたが、
「先日、新幹線で家族と東京まで遊びにいけた!!」
と報告をしてくれました。
私の計画の中ではまだトレーニングの中期くらいで、これからもっと効果が表れてきてくれるかと期待しています。
あくまで一例ですが、整形外科疾患で術後や傷害後に思うように歩けなくなっている相談はよく受けることがあります。
病院でのリハビリもいつまでも受けられるわけではなく、ある程度期間が決まっている為、今回の男性の方は1か月半で退院されましたが、トレーニングやリハビリテーションの効果を1か月や1か月半で全回復なんてことはそうあるものでもなく。
20代、30代の若い人ならまだしも・・・ただでさえロコモティブシンドロームやサルコペニアなどのリスクが高くなる高齢な場合はなおさら回復には時間がかかりますよね。そんな状態で退院後、思うように歩けずに困っているケースは少なくないのです。
特に足などでは患側(受傷した側)に荷重ができないまま退院を余儀なくされ、荷重できないまま生活をしていれば、ほぼ片足でバランスを担いながら生活をするわけですから、患側はどんどん機能不全に陥るわけです。
こうなってしまったら自主運動で自己流で機能維持しましょう!なんて到底無理な話。
なので、病院でリハビリテーションが受けられない場合は自費で専門の健康運動指導士やNSCA認定トレーナーなどの専門家に相談をして、専門的に戦略的にトレーニングを受けることをお勧めしたい。
そう再確認した今日この頃。
パーソナルトレーナーの金盛でした!
今日はこの辺で\(^o^)/
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