フレイルによる運動器の機能低下

フレイルという言葉をよく聞くようになりました。

フレイルを直訳すると「虚弱」というなんともネガティブな言葉ですが、「体の予備能力が低下し、身体機能障害に陥りやすい状態」

として定義されています。

 

 

フレイルは多面的な要因で気づかないうちに、いつの間にか起こります。

例えば、社会的な面／身体的な面／精神的な面である以下のようなことが起因になることがあります。

【社会的な面】

・閉じこもりがちとなる。

・社会交流の減少

【身体的な面】

・低栄養

・転倒を繰り返す

・嚥下、摂食機能の低下

【精神的な面】

・認知機能の低下

・意欲、判断力の低下

・抑うつ

 

しかし、フレイルは予防が期待できる状態で、かつ機能低下を緩やかにすることができるのも特徴の１つです。

 

50代、60代の人にとってはまだまだ遠い状態かもしれませんが、フレイルに陥りやすい状態の１つにロコモティブシンドロームも関係しています。

筋力の低下や持久性体力の低下は、まさしくフレイルの要因の１つである身体的な面であると言えます。

 

フレイル対策としては高齢になってからの対処ではなく、健康なうちから長期的に、健康づくりの運動をしておくことが大事です。

 

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